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施工管理技士の将来性とは?現状や需要について紹介

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2019-11-28
施工管理技士の将来性とは?現状や需要について紹介

施工管理技士を中心に、2020年のオリンピック需要や災害復興が過ぎてしまえば、建設業界は衰退するのでは?もう今の時点で建設業界は頭打ちなのでは?などと不安を抱く声も届いていますが、はたしてそうなのでしょうか。建設工事の屋台骨を担う施工管理技士の現状に触れ、これからの需要や将来性について解説いたします。

■施工管理技士の将来性と需要

施工管理技士は工事のスケジューラーでもあり、資材調達や資金管理のプロフェッショナルです。今の建設業界の現状から、需要や将来性は見いだせるのでしょうか。

◇施工管理技士の需要と背景

現状の建設業界の背景をみていくと、2020年オリンピック需要が正念場を迎えています。メイン会場となる国立競技場の完成予定である2019年11月末に向けて大詰めの段階です。また、主要駅周辺の再開発や、渋谷駅のリニューアル工事なども着々と進んでいます。

このオリンピック需要が過ぎれば、建設業界における大きな事業はひとまず収束しますが、東日本大震災の復興事業の遅れに追い打ちをかけるように、豪雨や台風による土砂災害や堤防決壊、家屋の浸水などが続いています。こちらに関しては、大規模の改修工事から個人宅の再建まで幅広い分野で工事が続くことが予想されます。公共工事の発注が増えることは必至ですので、施工管理技士の業務はまだまだ続くと思われます。

◇施工管理技士の将来性

国家資格である施工管理技士の平均年齢はだんだん高くなっています。現場では、平成初期の建設バブル期に第一線で仕事をしてきた世代が定年退職を迎えています。現状では若手の施工管理技士の育成が急務になっており、土木分野の履修をしている学生の育成も視野に入っています。

育成が進んでいる反面、現役の施工管理技士は頭打ちの状態にあるため、即戦力で働ける施工管理技士の価値が高まっています。実務経験を持っている人だけではなく、未経験の資格保有者のニーズも増えており、建設業界全般において、高い賃金で雇用する傾向がみられます。

先に記した通り、現時点での大きな事業はおおかた終わっていますが、まだまだ建設工事の需要は増える一方ですので、施工管理技士は将来性が見込める職種といえます。

■施工管理技士の現状

施工管理技士の配置が必要になる各種工事は、今後も現状通り発注されると見込まれます。平成初期の建築バブル期に建設されたマンションなどは、築年数30年を迎えようとしています。居住価値を高めるために全体の大規模修繕や解体などの選択が迫られることもあるようです。大規模工事なども含まれることから、建設業界の市場規模は非常に大きいものであり、施工管理技士に求められるものも、大きくなることが推測できます。

施工管理技術者の受験資格には実務経験が必要となります。文系大学卒や普通科高校卒でも門戸は開かれますが、実務経験が壁となるため、なかなか育成が進まない現状があります。また、平成30年度の1級建築施工管理技術者検定試験の合格率は学科試験で36.6%、実地試験で37.1%でした。受験者は仕事をしながらの勉強となるため、決して高い合格率ではなく難関試験の部類であるといっても過言ではありません。こういった理由からも、経験を問わず既存資格保有者が引く手あまたの状況になっています。

◇見直しされた受験資格

実務経験や学歴などがネックとなり、施工管理技術者の試験が受けにくいことが指摘されています。受験資格を満たすことを考えた場合、年齢を重ねてから受験せざるを得ないという人も見受けられます。こういったことから1級・2級受験時に必要な実務経験の日数カウントが緩和され、平成27年度の試験から見直されています。実質上2級受験者に対する門戸が広がり、1級受験への足掛かりとなりました。

過去には、技士補制度などの議論がなされたようですが、現在の試験制度に落ち着いたようです。

■施工管理の仕事のやりがいとメリット

施行管理の仕事は、年齢を重ねても続けられるメリットがあります。こういったことからも平均年齢が高い仕事といえるでしょう。ここからは施工管理に従事する人が実感する仕事のやりがいやメリットについてお伝えします。

◇施工管理を仕事にするメリット

建設業界で働くことは、安定性が担保されています。新規工事のほか、建て替え工事や応急工事など様々な発注があるため、建物や構築物が現存する以上仕事はなくなりません。工事の数だけ施工管理職が必要になるので、仕事がないということはありません。

また、給与も平均的に良い傾向にあります。大手総合建築業で働く人は年収1,000万円をこえることもあるようです。勤務先や勤続年数などによっても大きく左右されますが、施工管理者の人材確保を建設業各社は急務としているため、高給が実現しやすいとされています。

このほか、施工管理技士の免状や、監理技術者の資格証は転職にも役立ちます。特に監理技術者の資格証があれば、転職後すぐに専任技術者として拠点長などのポストに就ける可能性も生まれます。実務経験があれば即戦力として仕事に就けるメリットも生まれるので、自己研鑽の場にもつながります。

◇施工管理を仕事にするやりがい

もちろん、施工管理技士としてやりがいを見いだしているから、定年まで仕事を全うできるともいえます。施工管理の仕事は、建築工事の司令塔でありブレーンにもなれます。また作業員を支えるサポーターとしても活躍できるフィールドです。ゼロ災記録を更新し続けることは、真っ先に施工管理技士が評価されるべき事案です。

また、自分が携わった仕事は地図を変えることもできます。建物の中に託された定礎箱の中には、施工管理技士の名前が残されることがあります。そしてランドマークとして長きにわたって残される建設物になることもありますので、大きな喜びにつながるでしょう。

もちろん、残業はもちろんのことが早出出勤も多い職種とされていますし、転勤や長期出張を余儀なくされることもある環境です。仕事中は大幅なリスケジュール対応や、取引先に対する無理な依頼など、苦しい場面が出てくることもありますが、竣工式を迎えた時にはすべてがリセットされてしまうという人も多いようです。

■まとめ

2020東京オリンピック需要がひと段落する今、建築需要が減ってくると思われていますが、建築物や構造物がある以上建設工事はなくなりません。工事の数だけ施工管理者は必要になりますし、有資格者は給与も高くなる傾向にあるので、大変な業務とはいえわれますが、将来性があるため年齢を重ねても続けることが大切です。

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