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施工管理技士補とは?新設された理由や試験内容について解説

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施工管理技士補とは?新設された理由や試験内容について解説

施工管理技士は建設業法に基づく国家資格で、施工管理職に必須の資格です。2021年4月に施工管理技士の試験制度が改正され、「施工管理技士補」という資格が新設されました。施工管理技士補の新設により、建設業界はどのように変わるのでしょうか?今回は、施工管理技士補が誕生した理由、施工管理技士補の試験内容について解説します。

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■制度改正で施工管理技士補の資格が新設

施工管理技士補資格の概要、資格が新設された理由について見ていきましょう。

 

◇施工管理技士補とは

施工管理技士補は、2021年4月1日の制度改正で新設された資格。

施工管理技士補は、監理技術者の専任緩和のために設けられた資格で、監理技術者と認められる1級の施工管理技士補を取得すると、監理技術者の補佐を務められます。

施工管理技士の資格を得るには、第一次検定、第二次検定に合格しなければなりませんが、第一次検定に合格すると施工管理技士補の資格が与えられることになりました。

なお、2級施工管理技士試験に合格した場合も、施工管理技士補の資格が得られますが、2級施工管理技士補の場合、何かの補佐ができるといった資格ではありません。ただし、資格手当が支給される、転職で有利になるなど優遇されることも多いため、取得しておいて損はない資格です。

 

◇施工管理技士補が新設された理由

施工管理技士補が新設されたのは、建設業界における人手不足が背景にあります。さらに、施工管理技士補の資格制度が導入されることになったのは、「新・担い手三法」という法案改正も理由に含まれます。

新・担い手三法とは、「建設業法、公共工事入札契約適正化法、公共工事品質確保促進法」の3つの法律改正を指します。高齢化や労働者不足が深刻な建設業において、労働者の確保・育成を目的に施行されました。

新・担い手三法の制定により、工期の平準化が進み、働き方改革の加速が予想されます。建設業者に適切な利益を残し、ダンピングや歩切りをなくす目的もあるので、建設業を取り巻く課題の解決が期待されるでしょう。

 

■施工管理技士補の新設で建設業界は変わっていく

新・担い手三法に加え、施工管理技士補の新設で建設業界は大きく変わることが期待されます。

 

1級施工管理技士補は監理技術者の補佐を務めることが可能になり、監理技術者不足の改善を目的としています。改正前は、ひとつの現場に1人の監理技術者を専任で配置する必要がありましたが、改正後は1級施工管理技士補を専任で配置すれば、監理技術者は「特例監理技術者」として複数の現場の兼任が可能になります。

また、施工管理技士補を設置することで、主任技術者の配置義務が見直されました。2級施工管理技士と1級施工管理技士補を組み合わせ、監理技術者の補佐を務めることも可能です。

 

■施工管理技士補の試験内容や合格率について

施工管理技士補になるには、施工管理技士の第一次検定に合格するのが条件です。そこで、土木施工管理技士の第一次検定の試験内容、合格率について見ていきましょう。

 

◇土木施工管理技士補の試験内容

1級施工管理技士試験における第一次検定は、監理技術者の補佐として、施工管理を適確に行うための知識が問われます。第一次検定の試験科目は、土木工学等、施工管理法、法規の3科目です。1級土木施工管理技士における、第一次検定の具体的な試験内容は次のとおりです。

検定科目

検  定  基  準

土木工学等

 

1 .土木一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な土木工学、電気工学、電気通信工学、機械工学及び建築学に関する一般的な知識を有すること。

2 .土木一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な設計図書に関する一般的な知識を有すること。

施工管理法

 

1 .監理技術者補佐として、土木一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する知識を有すること。

2 .監理技術者補佐として、土木一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な応用能力を有すること。

法   規

建設工事の施工の管理を適確に行うために必要な法令に関する一般的な知識を有すること。

 

2級の第一次検定は、施工管理を適確に行なうために必要な基礎的な知識が問われる試験です。試験科目は1級の第一次検定と同じですが、1級よりも問われる知識のレベルがやや下がるのが特徴です。

2級土木施工管理技士は、「土木」、「鋼構造物塗装」、「薬液注入」という3つの種別に分かれています。

第一次検定の試験科目のうち、土木工学等と法規の2科目は3つの種別で共通。土木工学等では、「土木一式工事の施工管理を行なうために必要な概略の知識、設計図書を正確に読み取る知識」、法規は「法令に関する概略の知識」が問われます。

残り1科目は「施工管理法」、「鋼構造物塗装施工管理法」、「薬液注入施工管理法」と科目が異なります。施工管理法では「土木一式工事の施工管理に必要な概略の知識」、鋼構造物塗装施工管理法では「土木一式工事における鋼構造物塗装工事に必要な概略の知識」、薬液注入施工管理法では「薬液注入工事の管理に必要な概略の知識」が問われ、内容が異なるので注意しましょう。

 

◇土木施工管理技士補の合格率

令和3年度の1級土木施工管理の第一次検定の合格率は、60.6%という結果でした。一方、2級土木施工管理技士の第一次検定では、土木で72.6%、鋼構造物塗装で66.0%、薬液注入で83.7%となっています。

合格率は1級で60%程度、2級全体で70%程度はあるので、土木施工管理技士補は取得しやすい資格といえるでしょう。

施工管理技士試験制度を改正したもうひとつの目的は、受検のハードルを下げ、受検者数を増やすことです。改正後は第一次検定合格が無期限で有効になり、いつでも第二次検定を受検できるようになりました。また、1級の第二次検定受検は実務経験が必要ですが、期限を気にせず実務経験が積めるのもメリットのひとつです。

さらに、2級施工管理技士試験の第一次検定は、17歳以上の年齢であれば、誰でもが受検できる試験です。2級の第二次検定に合格すると、実務経験を問わず1級の第一次検定を受検できます。施工管理の仕事に興味がある方は、2級土木施工管理技士補の取得から目指すとよいでしょう。

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■まとめ

施工管理技士補とは、施工管理技士試験の制度改正で誕生した新しい資格です。施工管理技士補は監理技術者の不足を補う目的があり、1級施工管理技士補は監理技術者の補佐を務めることが可能です。

また、新・担い手三法の制定により、建設業界はさらに働きやすくなる環境に変化しつつあります。施工管理技士の試験制度がより柔軟な仕組みに変わったことで、施工管理技士試験も受検しやすくなりました。特に、2級の第一次検定は年齢以外の受検資格がないため、施工管理の仕事に就きたい方は受検する価値はあるでしょう。

施工管理の転職先の選び方や、転職の方向性に迷った場合には、現キャリのキャリアアドバイザーへ、お気軽にご相談ください。

 

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